読書記録 「東京物語」「トーキョー国盗り物語」
2019-06-14
自宅の、文庫本がぎっしり詰まった本棚も整理する予定である。
←この3倍くらいある
日に焼けて劣化した本は古紙回収の時捨てる。綺麗なのはブックオフに持ち込む。
本を手に取ると、夫が購入し、私は読んでいない本が多数あった。
ちょっと読んでみようかということで・・・。
東京物語 奥田英朗
2001年刊行の本。1980年代に東京でバリバリ仕事をして生きる青年の物語。
ザックリいうと、名古屋から出てきて予備校に通い一浪で大学に入ったものの
父親の会社が倒産して大学を中退して就職した青年のお話。ストーリー展開と
いうより、会話のひとつひとつ、一挙手一投足の描き方が実に生き生きしていて、
流石だ。奥田氏は最近どうしているのだろう。今までの作品の印税で充分だから
もう書かないのか?
トーキョー国盗り物語 林真理子
こちらは更に古く、1992年の作品である。テレビドラマ化されたのを見て原作を
読みたいと思って私が買った。出版やマスコミ業界に精通した林さんだから書ける、
業界の内幕や本の売り出し方が興味深い。若い女性の夢と希望と上昇志向を思い
切り描いて読んでいて実に楽しい。懐かしい。
ドラマ化された当時の別所哲也、カッコ良かったなぁ。 (。-_-。)
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
当時夫は本を買うのが楽しみで、やたらと本が増殖していた。ハードカバーは
かさばるから文庫にしてくれと頼んで以来、文庫本が増えて行った。
そのうち近所に図書館が出来た。本は買わずに図書館で借りよう!と提案した。
初めは抵抗して、本くらい自分で買って読みたいと言っていた夫だが、図書館が
充実し、新刊もどんどん入るようになって、利用しはじめたらたちまちハマった。
図書館さまさまである。
(14:13)
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